春眠暁を覚えずとはよく言ったものだと思う。
こんな温かい季節は、冬とはまた別の意味でベッドから出たくは無くなるのは、きっと今昔共同様だったのだろう。
そしてそんなかんだで、少年こと
していた……のだが。
「歩ちゃん、遅刻するよ?」
不意に部屋の扉が開いて、呆れ顔になって部屋へと入ってきたのは一つ年下の幼馴染兼同居人、
「あー、そう言えば……」
「うん、春休みは昨日で終わったんだけど……まさか寝ぼけてる?」
「いや……純粋に忘れてた。……仕方無い、起きるか……」
まだ睡眠を欲している体を動かし、伸びをしながら立ち上がる。
「どうして仕方無いなんて言葉が出てくるのか、私には不思議でしょうがないよ……」
それもごもっともな意見だとは思うが、本当にそんな気持ちなのだからそれもまた仕方無い。
今日――はいいとして、明日からはまた授業が始まるのだと思うと、今から少し鬱な気分になってきそうだった。
が、哀しいかな学生としてはそれは仕方ないことであり、結局は仕方無しに壁に掛かっている制服を手に取った。
そしてそれと同時。ふと寝巻きの裾が引っ張られる。
もちろん他でもない、梓にだ。
「ん? どした?」
振り返れば、何故かむすっとした表情でこちらを睨んでいた。
「歩ちゃん、鈍感だ」
「……何が?」
「……気付かない?」
そして今度は上目遣いに。
ころころと器用に表情を変える奴だ。
――……?
一体、梓は何が言いたいんだと梓の体を一回見て――そこでやっと気付いた。
……どうやら、確かに鈍感だったかも知れない。
「そういえば、お前ももう俺達の学校の生徒なんだよな」
「えへへ……どうだどうだー」
「似合ってる似合ってる。……っても、入学式って確か――」
「うん。明日だよ?」
「じゃあ何で制服なんか着てるんだよ」
そうなのだ。
今年度、歩と同じ学校を受験て見事梓は合格。
晴れて明日からは歩と同じ学校の生徒となるわけなのだが……何故か今日、その制服を着ているのだ。
「丁度いいから、歩ちゃんに見てもらおうと思って」
「……何が丁度いいんだ?」
「ほら、頑張れば学校内に進入でき――」
「無理だから」
「……うぅ」
……する気だったのだろうか。
いやする気だったのだろう。
そもそも本当に残念がっているのだし。
「あと一日の辛抱だろうが。我慢しろってそれくらい」
「えー、めんどぃー」
「ガキか」
今時、一日ぐらい普通の子供でも待てるだろうに。
何故それが出来ないのか、長い付き合いだと言うのにいまいち謎だった。
「あ、そうだ」
と、それまでの話題を完全に無視し、不意に梓が声を上げた。
「歩ちゃん、朝ご飯朝ご飯。歩ちゃんが起きてくれないと誰も作れないよー」
「……あのさ、お前、たまには自分で作ってみないか? そこまで生活能力が無いと誰も嫁に貰ってくれないぞ」
「いいもん。料理できる人のところに行くから」
「どんだけ他人任せなんだよ……」
「いいからっ。とにかく早くしてね? 私はいいんだけど、歩ちゃんが遅刻するし」
「……分かった分かった……だったら早く出ていけ。着替えれないだろうが」
はーい、と元気のいい返事を残し、梓が部屋を駆けて出て行く。
その一秒後。階段からドスンバタンと凄まじい音が聞こえたが気にしない方向で着替えを開始した。
MEMORY1 桜咲く季節に
階段を下りると、梓が目を回していた。
「……」
とりあえず、無視した。
しかしまわりこまれてしまった!
「酷くない……? ねぇ、今の酷くないですか……?」
「いや……だってほら、たった今凄まじい速度で俺の目の前に立ち塞がったし。大丈夫だろ?」
「脛打った腰打った背中打ったぁ……。全然大丈夫じゃないぃ……」
……だったら、今の動きはなんだったんだろう。
確かにあの動きは怪我をしていては絶対に不可能なものだったと思うのだが。
「……で、お前は俺にどうしてほしいわけ?」
「……何も求めない……何も求めないからせめて慰めて……」
「いやぁ……なんか慰めるのも可哀想な、悲惨な状況だったしなぁ……」
「……そこまで見ておいてあえて無視する……? 普通……」
まぁ確かに普通ならば心配するだろうが……。
「悪いな、普通じゃなくてっ」
「元気のいい否定をありがとう歩ちゃん……。というか……うん、もういいや……早くご飯にしよ……」
ため息を吐き、重い足取りで梓がダイニングへと歩いていく。
が、さすがに罪悪感があったのか、その後ろでいつ倒れられても支えられるような位置につきながら、歩もダイニングを目指した。
しかし、だ。
「あれ? 父さんは?」
そのダイニングに到着すると、いつもならいるはずの父の姿が無かった。
「んー……、仕事の都合で早めに出るって置手紙があったよ? あ、それと。帰りも深夜過ぎになるか泊まることになるってことも書いてあった」
「仕事か。また大きな仕事でも入ったのかね」
「どうだろ……でも、おじさんがそうなる時って大抵そうだから、そうなんじゃない?」
「だとすると……また体調でも崩しそうだな……。父さん、仕事熱心のくせに体調管理は大の苦手だし」
「あはは……多分、無茶しない程度に休むと思うよ……? おじさんもそこまで馬鹿じゃないと思うし……」「何回も熱出して帰ってきてれば、十分馬鹿だっての……」
はぁ、とため息一つ。
まぁそれは今気にしても仕方の無いことか。
「とりあえず、普通に帰ってくることと望むだけだな。で、朝飯だけど何がいい?」
「んー、普通にトーストと目玉焼きでいいよ? あ、出来ればターンオーバー」
「了解」
注文を受け付け台所に向かう様は、いつの日かの梓曰く専属のコックさんみたいらしいが、いまだそれがよく分からない。
そもそも、この家では歩以外に料理が出来ないから仕方無く歩が台所に立っているというのに、勝手にそんなことを言われても困る。
……まぁ、料理の腕は上がるので嬉しいが。
「なぁ梓。今何時だ?」
そういえば起きてから一度も時計を確認していないのを思い出した。
梓が起こすときものんびりした口調だったので大丈夫だとは思うが、念のため、だ。
「んと……まだ七時三十分だから大丈夫だよ。二十分ぐらいあるでしょ?」
「みたいだな」
朝食など完成まで五分も掛からないから、確かにまだ余裕はある。
となれば、もう一品ぐらい作れるか――いや、無理か。
「梓、そういえば冷蔵庫の中がそろそろ無くなりそうだから、俺が学校行ってる間に買い足しておいてくれ。買うものは任せる」
「あ、うん、了解。お金は?」
「いつもと同じ、引出しの中に入ってるから」
「おつりは?」
「あー……。まぁ、お前の今月のお小遣いでいいよ」
「え、ホント? だったら私、タイムセールは勝つよ!」
「……あぁ頑張ってくれ」
出来れば買い物行く時にはいつも頑張ってほしいものだが……
まぁ、いいか。
「ほれ、お待たせ」
完成した朝食を机に並べる。
「わ、ありがとー」
既に食べる準備をしている辺り苦笑が浮かぶが、まぁ自分が作った料理だ。悪くは思わない。
だが、問題が一つあるのだが――
「てか梓、お前、制服汚れるぞ?」
ということだ。
いまだ梓は着替えておらずに制服のままそこに座っていたのだ。
自分も制服であるため違和感を感じなかったのだが、そういえばとたった今気付いた。
そしてそんなことは梓とて同じだったらしく、
「あ、そう言えば」
と、自分の姿を見つめなおしながら呟いた。
「待っててやるから、早く着替えて来い」
「んー……大丈夫だよ。こぼさないように気を付けるから。それに、待ってたら歩ちゃんが遅刻しちゃうしね」
「だったらいいけど」
まぁどうせあと一日あるのだ。
仮に汚しても何とかなるだろう。
なので、結局はその格好のままお互いにいただきますを言い、食べ始める。
「そういえば歩ちゃんって、クラス分けは今日発表なんだよね?」
「ん? あぁ、そうだけど」
「皆と同じクラスになれるといいねっ」
「……まぁ、確かにそれは楽しいかも知れないけどな。騒がしすぎるだろ」
そう苦笑を浮かべた。
一年の頃――つまり去年の入学式の後、すぐに意気投合し今までを一緒に過ごしてきた友達がいる。
それが梓の言う『同じクラスになれればいい』奴等だ。
が、どうにもその連中――歩も当然含むが――はとことん騒ぐタイプの集まりなのだ。
去年の体育祭やらも、本当に凄い騒ぎになったし。
……もちろん、『楽しい』という意味での騒がしさであって、決して退場などにはなっていない。
「歩ちゃんも一緒に騒いでるくせに」
「……それを言われると痛いんだよな」
「まぁ、楽しい学校生活に越したことは無いよ。うん」
「その台詞、なんか年食った人に見えるからやめとけ」
「うぐっ……。そういうことは思っても黙っててよ……」
「間違いは早々に正してやった方がいいんだ――っと、んじゃ、俺はそろそろ行くよ」
へ? と歩の声に梓が時計を見やる。
「あ、もうこんな時間」
「そういうことだ。んじゃ、買い物はよろしくな」
そう言って歩は椅子から立ち上がり、
「うん。いってらっしゃーい」
笑顔で手を振ってくる梓の見送りを受け、玄関へと向かった。
「満開だな……」
学校への通学路を歩きながら、歩は上を見上げる。
並木道でもあるそこで今、上の視界を覆い尽くしているのは青空ではない。満開となった、綺麗な桜だ。
「羨ましいな。俺達の入学式の時なんか、完全に枯れた後だったってのに」
この様子だと、明日の入学式は桜舞う入学式と化すのだろう。
学校にだって桜の木は多くあるのだから。
「や、歩君」
と、そんな桜を見上げながら歩いていたら、ふと肩を叩かれた。
もっとも聞きなれた声だったので驚きはしなかったのだが。
振り返れば、やはり予想通り。そこに立っていたのは一年の頃のクラスメートの少女で、
「よう、おはよ」
こちらも片手を挙げて挨拶を返す。
「満開だね、桜」
「だな。……てかお前、花より団子だろうが」
「うるさいなぁ。いいじゃん、別に」
「いいけどな……。でもいつも言うけどさ、少しは否定しないか? お前仮にも女子だろ?」
「それもそうかもしれないけどさ、今更って感じじゃない? ボクが女の子らしくなんて、ほら。想像できない」
笑いながら言うもので、とりあえず想像してみた。
……が、
「確かに全く出来ないな」
そう返したのに、何故かぶん殴られた。
「デリカシーゼロ!」
「知るかっ!」
今のは理不尽だろう。
自分で言っておいて、何故同意したら殴る?
これを理不尽と言わずなんと言おうか。
「……暴力女め」
だから、ぼそりと呟いてみた。
本当にぼそりとだ。
だから普通なら聞こえるはず無いのに、
「ん? 何か言った?」
何故、どういった理屈でこの少女には聞こえるのだろうか。
「……何でもない」
人間としては極地に達しているその聴覚に尊敬半分呆れ半分といった念を抱きながらも、今度こそ聞かれないようにとこっそりため息を吐いた。
「うっわぁ……込んでるねぇ」
「……二学年分、全員もう来てるんじゃないか? 込みすぎだろ、これは」
始業式の会場こと、二人が通う学園に到着するなり、二人はその光景に口を開けた。
まぁ、今年で二年生になる二人がこの光景を見るのは初めてなのだからそれも仕方の無いことだが。
とりあえず、昇降口までの道には同じく今年で二年になる生徒や三年になる生徒が溢れており、我先にクラス表を確認せんと押し合っていた。
……ちなみに補足だがこの学校、通っている人数の数はそこらの学校を凌駕しているので、こんな光景は珍しくは無いらしい。
故にそのクラス表まではここからは確認することすら出来ず、それを見るためにはこの押し合いに身を投じなければならないようで、
「……どっちが行く?」
まぁ、当然こういう会話が出てくるわけだ。
「……公平に二人同時に行かないか?」
「嫌だよ……。というか、そんなことするよりも一人が確認した方が早いってば」
こちらの提案はことごとく却下され、またどうしたものかと二人腕を組む。
だが、腕を組んだところで――
「よう、二人とも」
――生贄――もとい救世主が現れた。
二人がほぼ同時に振り返ると、そこにいたのは同じくこの光景に驚いているのか苦笑を浮かべた同級生――もとい親友の、
そして彼、これでも武道関係においては特化した実力の持ち主で、多少のことにも打たれ強く出来ているのだ。
故に、適任と判断。
「……なんだこれは、一種のお祭りか?」
「……いや、そうじゃないんけど、隼人。いい所に来た」
その肩を、ガシッと掴む。
そしてもう反対の方を百合菜が掴み、いい笑顔を浮かべ隼人へ視線を向ける。
「あー……うん、すっげぇ嫌な予感がする」
そう呆れ顔、もしくは諦め顔を浮かべた隼人を見ながら二人は笑顔を浮かべ、
「「レッツゴー!」」
今ここに、寛大な犠牲者を生み出した。
「……あれ? 隼人君は? あ、二人ともおはよう」
不意に、後ろから聞きなれた声。
その隼人の行方を見守っていた二人はほぼ同時に振り返ると、その姿を見つける――といっても、一メートルと離れていない位置にいたが。
どうやら先にこちらの姿を見つけたらしいのだが、隼人に気を注いでいたせいでその接近には気付かなかったのだろう。
「すずか。おはよ。んで、隼人なら……」
その少女、
「おはよう、すずちゃん。……で、どしたの? 歩君。隼人君なら……」
首を傾げながら百合菜もその方向を見――同じく苦笑を浮かべ、すずを振り返る。
「……えっと……隼人君、どこ行ったんだろうねぇ」
そしていかにもわざとらしい笑みを浮かべながら、乾いた笑い声を上げた。
つまりは、見失ったのである。
「さっきまで一緒にいたんだけどな……はは」
そして歩も同じく笑みを浮かべるが、その理由が分からないすずは首を傾げるばかり。
まぁ……そのうち戻ってくることだろう。そんな隼人に合掌。
「お、いたいた」
すずと合流して程なくして、もう一人の親友がこちらを見つけ駆け寄ってきた。
「あぁ翔か。おはよ」
「おはよ、翔君」
「おっはよー」
既に隼人のことは話題から外れていた――というよりも、歩と百合菜が進んで話題から外した――ため、すずの時とは違ってすぐにその姿を視認、同時に手を挙げて三者三様の挨拶をしていた。
まぁその息がぴったりなのは、この一年で培ってきた何かがあるからだろう。
「あれ、隼人はいないのか?」
「あー……うん。行方不明なんだ、あいつは」
「そうそう……えっと、いつの間にか消えてたというか――」
急な話題に、すずの時と同じく乾いた笑みを浮かべ、その場をやり過ごそうとしたその時だ。
「……へぇ。お前等は人を戦地に送り出しておいて、そんなことを言うわけか……」
鬼神、降臨。
何というか、それはもう素晴らしい覇気が背後から襲ってきた。
そしてそれに振り返らんとした刹那。
武道関係全てにおいて有段者の一撃までもが背後から襲いかかってきた。
この学校の部活にて伝説を生み出したとか言われてるその一撃を避けられるはずもなく、歩の体は振り返ったところで、恐ろしいぐらいの衝撃に意識を刈り取られそうになった。
本日の教訓。
武道家は怒らせないほうが身のため。
「俺とすずと歩がD組、翔と百合菜は皆C組だったよ」
とりあえず騒ぎも一段落したところで、隼人よりクラス分けの発表があった。
「あらら……やっぱり分かれちゃったかぁ」
その辺りの予想は付いていたのだろう。
こちらは諦めたというか、仕方ないという感じの表情で百合菜。
「まぁ……去年あれだけ騒いだからな。先生にもマークされてるんだろ」
「どっちかって言うと、風紀委員だけどな」
本当、去年はお世話になりましたという気持ちを持って空を仰ぐ。
……いやまぁ、だから今年は静かにしますなどという気持ちは微塵もありはしないが。
「でもさ。こうやって分かれたら、それはそれで燃えるよね?」
で、どうやらその考えは誰もが共通だったらしい。
百合菜のその言葉に、誰もが頷いていた。
「体育祭はもちろんとして……。一番近いのでは入学祝パーティーか」
「だね。去年は楽しむ側だったけど、今年は戦う側かぁ……」
その百合菜の言葉には語弊があると思うが……まぁ本人が正しいと思っているのだからいいだろう。
そして今会話に出た入学祝パーティーだが、それは名の通り新入生を歓迎するために二、三年が様々な催しを行う、いわば文化祭に近いものだ。
だが先代の先輩達には色々なことを考える人がいたらしく、その入学祝パーティーにちょっとした余興が加わっている。
それは一番お客が入った店、つまり、一番人気が出た店には、生徒会から何らかの粗品が送られるというもの。
……ぶっちゃけた話、百合菜達はそれを巡って戦おうということを言っているわけで。
つまりは。一学期からまた去年の馬鹿騒ぎを繰り返す気なのである。
まぁまだ新学期が始まり、新入生も入ってすぐのことだ。
おそらくは風紀委員も多少のことならば目を瞑ってくれるだろう。
さてはてどうしたものかと。皆で顔を合わせ、不敵な笑みを浮かべたところで、不意にチャイムが鳴った。
「あ、そう言えば始業式ってすぐだよね」
「あー、そうだったな。だったら、すぐ移動した方がいいか……」
「じゃあまた、放課後にでも集まって話そうか」
「だね。じゃあまた後でー」
新学期から騒ぐことはともかく、いきなり遅刻をしていいことなど一つも無い。
なので今は話よりもそちらを優先することにして、今この場は解散という形になった。
ちなみに余談だが。
百合菜は入学祝パーティーには何をしようか、などと考えながら歩いていたところ、見事に階段で滑り、新学期早々保健室のお世話になったとかなんとか。
あとがき
皆さんどうも、昴 遼です。
さてはて、原作も完成していないのにリメイクを作り始めたという異例の自体です(ぁ
まぁ、理由は悟ってくれればいいですが……とりあえず訊かないで下さい。
で、それに伴いこのTIMEですが、ちょっと本編の構成を変更します。
といっても、幾つか話を加えて、それを執筆する順番を変えるだけですけどね。
とりあえずはそれを書いておきますので、参考までに
第一部・四ノ宮梓編
第二部・神奈椎乃編
第三部・洲崎百合菜編
第四部・雲野紫穂
第五部・佐倉唯編
最終部・???編
といった感じですね。
はい、加わったのは百合菜と、それと最終部の二つです。
最終部というのは、とりあえず君に会えた奇跡へと続くものを予定しています。
続くのは唯編じゃないの? という方もいるとは思いますが、まぁそれは読んでからのお楽しみです
では、あまりネタばらしをしてもあれなので、本日はこの辺りで。