「はぁぁっ!」

 

 咆哮と共に、ストレイドが空気を断った。

 しかし大振りなその一撃はいとも簡単に避けられてしまうが、郁也とてそれだけでは終わらない。

 振り切り、その勢いを利用して体を回転。

 腰を屈めつつ自身の足で相手の足を薙ぎ払いに掛かる。

 だが、やはりその一撃も今度は上に跳ばれ避けられてしまう。

 しかし三撃目、とストレイドをすかさず振り上げようとするが――相手は、その追撃を許さない。

 

 空中という不安定な場所にも関わらず、体を半回転させ剣を振るうという非常識な技でその一撃を払うと、地面に着地。だが一瞬で再度跳躍し、宙へと舞う。

 そして、先程より高く舞った少女は、構えた剣をその落ちる勢いに乗せ、振り落とした。

「――っ!」

 金属音。同時、衝撃が腕に走る。

 その一撃を、郁也がストレイドで受け止めたためだ。

 だが――それは、本来の体重の何倍もの重さを持つ一撃。

 郁也の手は、二秒と耐えることは出来なかった。

 ストレイドが手から弾かれる。

 

 そして、戦う術を失った郁也の喉下に体勢を整えなおした少女――ウィンの持つ剣が突きつけられた。

 

「また負け……か」

「当たり前です。私はまだまだ負けませんよ?」

 

 十戦十敗。

 それが、このウィンとの模擬戦の結果である。

 

 

 

 Chapter10 鍛錬の日々

 

 

 

 この世界へ来て一週間。

 ストレイドの扱いにもようやく慣れてきた郁也が本来の鍛錬に加えて行うようになったのが、この模擬戦だった。

 ただ、相手はウィンではなくその時によって変わるのだが、今はそれは割愛する。

 ともかく。例えストレイドの扱いに慣れたといっても、結果は先の通りだ。

 一週間という短い時間。それだけで、大して能力が向上するわけでは無いのである。

 敢えて言えば、戦闘に関しての基礎だけは覚えた、というぐらいか。

 だが、それでもこの模擬戦が行われるのは、少しでも実戦経験は持っていた方がいい、とウィンが言ったため。

 数日前のギルディスの襲撃の時のようなことがあっても、対応が可能になるようにするためだった。

「でも、始めた頃と比べると随分と気配を読むのも上手くなってきていますよ? それに、さっきの身のこなしだってなかなかでした」

「まぁ、気配に関しては叩き込まれたしな。それに動きは、実際はお前の真似なんだけどな?」

「それでも、アレンジしていましたよね?」

「そりゃまぁ……そうだけど」

 これは模擬戦を行うようになってから知ったのだが、相手とまったく同じ動きをすると、ほぼ確実にそれは防がれてしまう。

 相手自身がその動きを体で覚えているということもあり、通用することが無いのだ。

 故に、郁也に出来ることはそれをアレンジすることだけ。

 戦術とか剣筋とか、今の郁也にはまだよく分からないのでそれが限界なのである。

「それだけでも充分ですよ。そこからゆっくりと自分のオリジナルを見つけていけばいいんですから」

「そういうものかねぇ」

 やっぱりあまりそういうことは分からない。

 自分の上達が如何なるものなのかが分からないのだ。

 

「さてと……そろそろ昼食ですが、続けますか?」

「あぁ、そうする。……というか、せめて一矢報いてやる」

 再度ストレイドを構えた郁也にウィンは苦笑。

「では、私も手加減はしませんので」

「承知の上だ」

 と、互いに威勢のいい言葉。

 

 そして同時に地を蹴った。

 

 ウィンは正面へ向けて。

 郁也は、真後ろへ向けて(、、、、、、、)

 

 その郁也を追いつつ、ウィンは思考を走らせる。

 戦闘においていきなり後ろに下がるとなれば、何か考えがあるのは明白だ。

 だがあの僅かな間に、郁也がそんな高度なことを考えつくとは思えない。

 

 そう。故にそれは、とても簡単で、かつ郁也に出来る最高の攻撃だった。

 

 郁也は不意に立ち止まると、ストレイドを振り上げるように構えた。

 そして、迫り来るはウィン。

 例え自分より力が強かろうが、そのウィンは走っている、力を込めることが困難な体勢だ。

 故に郁也は考えた。

 安定している自分と、していないウィン。

 その状態で互いが力を出し切ったとすれば押し勝つのはどちらか。

 

 答えは分からない。

 だが試す価値は、存分にあったのだ。

 

 ウィンがその考えに気付き、だが止まることは出来ずとにかく剣を振るった。

 対する郁也はその剣に合わせるように、ストレイドを思い切り振るった。

 互いの力。それに相対速度が合わさり、二対の剣の間から火花が散る。

 

 そして、郁也の持つストレイドが、ウィンの持つ剣を押し始めるのを郁也は見た。

 だから確信した。

 これならば、勝てると――

 

 だが、現実は甘くない。

 その刹那、ウィンは足場を確保するや否や、いきなりバックステップ。

 交差していた剣が、離れた。

 

「うわ――っ!」

 

 それにより、もとより振り抜くつもりで薙いだ郁也のストレイドが、大きく振れて地を抉る。

 そして次の瞬間の郁也の喉下には、ウィンの剣が突きつけられていた。

 

「駄目ですよ、郁也さん。単純な作戦は思いつくのは簡単で実行も簡単でも、その対応方法を考えることだって当然、簡単なんですから」

 小さく笑みを浮かべるウィン。

 

 だが――郁也は、にっと口許を持ち上げた(、、、、、、、、)

 以前ギルディスに襲われた時もそうだ。

 どういうわけか、こういう状況において自分は頭が冴えるらしい。

  

「ストレイド!」

 

 そして郁也が叫ぶは、相棒であるアーティファクトの名。

 その叫びに込められるは、郁也自身の意思。

 

 故に、ストレイドは応える。

 

Hardness down

 

 刹那、ストレイドの触れている地面の強度が、まるで砂の如く脆く変わる。

 

 そしてその範囲内――脆く、崩れやすくなった地面に立つのは、ウィンだ。

 ウィンがその思惑に気付くよりも早く、郁也はストレイドをより深く突き刺し、そして抜いた。

 それだけで崩れる、脆い地面。

 ウィンの足は、それに見事に巻き込まれた。

 

「きゃっ!」

 

 突然の足場の崩落に、ウィンの体は見事に転倒する。

 そして今度は――立場が変わった。

「これで何とか、一本だろ?」

 

 ウィンへと、郁也のストレイドが向けれていたのだ。

 

 

 

「……まさか、地面を崩しにくるとは思いませんでした……」

「まぁ……完全な思い付きだったんだけどな」

 そう苦笑混じりに言ったのだが――その言葉にウィンは驚きの色を顔に浮かべる。

「あれで……思い付きですか?」

「ん? あ、あぁ……そうだけど」

「……ストレイドの扱いも、鍛えているとはいえまだ完全ではないはずなんですけど」

「でも、あの程度なら出来る……だろ?」

 なんだろう。

 訊かれているはずのこっちの方が、どことなく不安になってくるのは。

「……本当に、郁也さんって凄いですね」

 そして、また不意な賛辞。

「ストレイドの扱いなんて、一ヶ月もすればマスターしてしまうかもしれません。それにその判断力だってそうです。鍛えれば相当な武器になるんじゃないでしょうか」

「そうか?」

「しっかりと鍛錬を怠らなければ、ですけどね?」

 ちょっと誉められて嬉しくなっていたところに、意地悪なそんな言葉。

 苦笑せずにはいられない。

「まぁ頑張るよ」

 そんな郁也がせめて返せた言葉はそれだけだった。

 

 

 

 さて、話は変わるが。

 模擬戦闘は、本来の鍛錬に加えて行われるようになった、いわば本来の鍛錬とはまったくの別物だ。

 故にあれで今日の鍛錬が終わったわけではない。

 

 終わるはずはない。

 

「じゃあ、郁也さん」

 地下迷宮兼、地下都市への入り口へと差し掛かったとき、ウィンが懐から取り出したのは一枚の紙。

 その紙を見た郁也の顔に、一瞬で嫌という類の感情の色が浮かぶ。

 何故ならば郁也には予想できてしまったのだ。

 その紙が、ここ二日続けて行われている訓練と同様のものに使われる物だと。

 そしてそう言った類の予感は、外れることが無い。

 

「今日は、この地図通りに地下迷宮を進んでください」

「……またか」

 予想通り。

 その鍛錬は、先日も同様に行われたものだ。

 法則を無視するが、それでもこの迷宮を抜けることの出来る道。

 そう言った道はいくつか存在するらしく、ウィンはそれを鍛錬に組み込もうと考えたらしいのだ。

 そしてその道を使った鍛錬が、これ。

 

 その道に幾つものトラップをウィンが仕掛け、郁也がそれを抜けるというもの。

 

「そんな嫌そうな顔、してもやめませんよ? 如何なる時でも鍛錬は怠らない方がいいんです」

「分かってるって……。やめてくれないことも、その言葉も。でも思うことぐらいは自由だろってあー、分かった分かった。そんな睨まなくてもやるって」

 じとーっ、っと嫌な視線でこちらを睨むウィンには手を払って返し、とりあえずその手から地図を取る。

 そしてそれを広げ、固まった。

 そのまま数秒のときが経ち、ぎぎぎ、と首をウィンの方向へと動かし、言う。

 

「……あの、ウィンさん。なんだかこの地図を見る限り、昨日や一昨日よりも複雑かつ、長さが倍近くある気がするんですが?」

 

 ということ。

 その地図に書かれていた道のりは、一昨日や昨日に行われた鍛錬のとは比べ物にならないものだったのだ。

 だがそんな反応を見せる郁也に、ウィンは冷たい。

「頑張ってくださいね? 大丈夫です、罠の量……じゃない、威力はそこまでじゃないですから」

「待て! 言い直したってことは量はそこまであるんだな!? そして威力も決して昨日とか一昨日より低いってわけじゃないんだなっ!?」

「ぐだぐだ言わず、ちゃっちゃと行ってください」

「冷たいっ!? 俺の身体に関わる結構大事な内容なのにっ!」

「はいはーい、愚痴は後で聞きますからねー」

 何故にーっ!? と叫ぼうとした歩。

 だがウィンは無情にもその背中を押し飛ばし、地図の通りの道へと押し込んだ。

 そして、さらに。

「【壁】」

 その入ってきた道を、あろうことが塞いだ。

「ちょ――ッ!? 洒落にならないですってぇぇっ!?」

 叫ぶも既に遅い。

 何故ならその壁、郁也は知らないが厚さはかなりのもので、防音は完璧だったのだ。

 故にその悲痛の叫びは、ウィンへは届かなかった。

 

 そして、ちなみに。

 ストレイドの力でその壁を破壊しようと試みた郁也だったのだが、そこはウィンの能力のなせる技。

 アーティファクトの能力は通用しないようにでもしたのか、まるでその効果は意味を成さなかった。

 

 

 

 そして今。

 郁也は、最初の罠の目前にいた。

 

 だが、何故罠の直前に、ということが分かるのかと言えば――

 

「……」

 無言で正面を睨む郁也。

 そこあるのは、十字路だ。

 そして地図を見れば、そこは直進するように、と書いてある。

 だが、どうだろう。

 そうなれば当然、左右の道には目立つ物は何も無い。

 しかし正面――直進するための道、そこには……

 

「これ……当たったら死なないか?」

 

 そう思わせるには充分な、鉄球(、、)が天井から吊るされていた。

 大きさにして、郁也の体の半分近いだろうか。

 さらに言えばそれは、通路の横一杯を、完全に塞ぐほど。

 つまりはそれ。郁也が言ったように、直撃すればただではすまないだろう。

 そしてそんな物が天井から吊るされているのだ。

 戦慄を禁じえない。

 

 というか、ぶっちゃけ今すぐにでも引き返してあの壁をぶち壊す方法を考えたかった。

 

 だが……おそらくは無理だろうと一瞬で判断。

 あのウィンが創り出した壁だ。

 そんな簡単に壊れるはずも無いのだ。

 ……故に、残された選択は二つ。

 道の分からぬ左右どちらかの道へ進み、迷うか。

 正面の得体の知れない鉄球の吊るされた道へ進み……どうにかなるか。

 

 ……究極の選択とは、まさにこのことを言うのではないだろうか。

 

 どっちにしても、待っているのはいい結果ではないのは確実なのだから。

 

 そして悩むこと、三分。

 郁也は覚悟を決める。

 これは鍛錬なのだ。

 感情に流されてそれをやめるようでは、この先やっていくことなど無理だろう。

 故に郁也は選んだ。

 地図通りの、正面の道を。

 

 そして一歩。

 その鉄球の下へと、歩を進める。

 

 鉄球はまだ動かない。

 

 二歩。これで丁度真下。

 

 まだ、動かない。

 

 そして三歩目。あと一歩で抜ける。

 

 鉄球は――それでも動かない。

 

 落ちることはないのか、とホッとした、四歩目。

 鉄球の下を、完全に抜けた――その刹那。

 

 ドスン、と。とんでもなく鈍い音が響いた。

 

「……ぇ?」

 

 そして駆け巡る嫌な予感。

 ゆっくりと振り返り、見る先は、地面へと落ち、ゆっくりと転がり始めた(、、、、、、、、、、、)鉄球。

 嫌な予感は、確信へ変わった。

 

「う……うわぁぁぁぁっ!」

 郁也、全力疾走開始。

 そして鉄球もまた、最高速へと向けて回転開始。

 

 こうして郁也は、結構の長さのある直進路をしばらく駆け抜ける羽目となった。

 

 

 

 鉄球が、半歩隣の壁に激突し、大穴を開けていた。

 

 真っ直ぐなその道を走り抜けること、五秒。

 僅かそれだけだったのだが、それでもかなりの距離は走ったのではないかという位置にその横道はあった。

 そこへ飛び込んだが間一髪。

 鉄球は壁に激突し、その動きを止めたのだ。

 ――し……死ぬ! ウィンめ……こんなの『威力はそこまでない』はずが無いだろっ!? 昨日とかに比べてレベル上がりすぎだってのっ!

 聞こえぬと分かっても放ってしまう心の叫び。

 まぁこんな状況だから仕方ないだろうが。

 

 だが……悲劇はそれだけでは終わらない。

 

 地面に座り込み五分。

 やっと呼吸も整い、立ち上がったところでそれは郁也へと襲い掛かった。

 

 立ち上がった郁也の足元が、カチリと音を立てて浅く沈んだのだ。

 そう、それはまるで何かのスイッチを踏んだの如く――というか、ぶっちゃけ踏んだ。

「……嘘だ」

 そう思いたかった。

 出来るならば、足元など気にせずこの場を駆け抜けたかった。

 

 だが……積み重なる罠はそれを決して許さない。

 

 そんな郁也の視界の先に、小さな銀色の球が見えた。

 例えるならば、先ほどの鉄球の十分の一ほどの大きさの球。

 それが――郁也目掛け、まるでの如き速度で飛んできた(、、、、、)

「もう嫌ーっ!?」

 叫びながらも本能が警笛を鳴らし、郁也は腰からストレイドを抜き去り一閃。

 金属音が響き、その鉄球は辛うじて横へと弾かれ、壁へとめり込む。

 

 ……しかし、それだけではなかったのだ。

 

 はぁ……と安心感にため息を吐いた郁也の、側頭部のほんの少し横を、別の球が轟! と空気を穿ちながら通り過ぎた。

「……」

 そしてそれによりしてしまった、確信。

 先ほどと同じ、最悪という名の確信。

 

 正面から、数多の鉄球が迫ってきていた。

 

 

 

「ん?」

 ふと、薫が空へ目をやった。

「? どうかした? 薫」

 その隣で、そんな薫に首を傾げるのは当然華奈。

 

 その姿は、学校の制服に身を包んでいた。

 休校になってから、三日目の日。

 とりあえずはブルーシートとかでその様子が外部からは認識できなくなったその日から、その休校状態は解除されたのだ。

 といっても、その破壊されている教室は当然使用できないので、そこを使う予定だった授業は中止となり、大幅な時間割変更が行われたのだが。

 が、高校生ともなると何かと周りの変化にも普通に合わせられるお年頃。

 休校から三日も経てばそれには皆慣れてきていたのだから。

 

「いや……何か郁也の悲鳴が聞こえた気が」

「は? 郁也の? そんなの、何処から……って、あの郁也が悲鳴?」

「だよなぁ……」

 あの郁也が悲鳴を上げるなんて、と二人が頷く。

 

 だがそれと同刻の別世界。

 その郁也が鉄球の嵐に襲われていることを二人は当然知らない。

 

「しっかし……あいつ今頃何やってるんだろうなぁ」

「あー、確かに気になるね。海外だから携帯も通じないし、国外電話とか値段洒落にならないしねぇ」

 あぁちなみに郁也のことだが。

 郁也の両親は、郁也が自分達の仕事を手伝うために自分達の元――つまり海外に来ていることにしていた。

 そしてこれは考えられた結果なのだろうか。

 必然的に郁也と直接連絡を取る手段はほとんどが無くなってしまい、誰もが担任――両親へ電話をしたこの二人は直接聞かされたが――から聞いた言葉を信じていたのだから、もしそうなのだとすれば郁也の両親も侮れないものである。

「ま、しばらくすれば帰ってくるだろうし、その時に聞けばいいよね」

「同感。郁也のことだし、どうせ訊けば話してくれるだろ」

 信頼に満ちた台詞だったが、それを言った直後。薫はあれ? と首を傾げた。

「なぁ。郁也って……今まで俺達が何かを訊いて、教えてくれなかったことってあったか?」

「へ? 郁也が? ……ん、どうだろ。無かった……はずだと思うんだけど」

 華奈はそう返し、だが同じくあれ? と首を傾げる。

 

「本当に、そうだったっけ?」

「やっぱそう思うよな?」

 

 そして、二人顔を見合わせた。

 失われた記憶の断片。

 

 それが、ゆっくりと形を成していく。

 

 

 

 

 

 

  あとがき

 

 どうも、昴 遼です。

 さーてさて。一週間跳んだ今回は郁也の鍛錬の日々をお届けします。

 ちょいとウィンの性格が段々曲がってきている気がしますが……気にしたら負けですね。

 どうせラストになればウワナニヲスルヤメ。

 

 まぁともかく。こんなスパルタな日々を越えて郁也は成長していきます。

 その成長した姿が書けるのは何時になるのか……。楽しみに待っていてくださいな。

 

 さて、それと今回は、薫達が一歩前進ですね。

 前回のあとがきでは秘匿、とか言っていましたが、もうすぐにバラしてしまいました。

 でもある程度の人は予想できていたと思いますがね。

 

 異なる世界同士の一人と二人。

 この三人が繋がるのは何時になることやら。

 

 気長にお待ちくださいな。




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