澄川郁也(すみかわいくや)の日課といえば、最近はこの丘を訪れることだった。

 珍しいものも無い、見えない。本当に何も無いただのこの丘を。

 だが、果たしてその行動にどんな意味があるのかといえば、実は無い。

 ここは別に郁也にとって特別な場所でもなければ、特別な何かがあるわけでもないのだ。

 なのに何故郁也は毎日の如くここを訪れているのかといえば、その理由すらも特別なものではなくて――

「ん……?」

 ふと、ズボンのポケットに入れていた携帯が振動する。

 ポケットから取り出してディスプレイを覗き込むと、そこにあったのは親友兼クラスメート、栗野華奈(くりのかな)の名前。

 何のようだろうか、と一人首を傾げながら、郁也は通話ボタンを押した。

「もしもし。ただいま澄川郁也は留守にしており――」

『郁也、今何処?』

 ボケたつもりだったのだが、それは言い切る前に一蹴された。

 少しぐらいは反応してくれてはいいのに……、など思いつつ、とりあえず会話を続ける方を選び、言葉を返す。

「いつもの丘。んで、寝てる」

 そう答えると同時、電話の向こうからあからさまなため息が漏れていた。

『ほんっとに暇人だね……少しはこっちの仕事を手伝おうとは思わないの?』

「思ったらこんな所にいないと思うけど。……で、どした? わざわざR入ってるときに電話してくるなんて、珍しい」

 いつもならば、R――休憩の時間には他の店員と雑談を交わしているはずだ。

 それを電話してくるということは、何かあったのだろうか。

『まぁそれもそっか……。それよりもさ、薫がどこにいるか知らない? もうとっくに時間過ぎてるんだけどさ……』

「……薫なら、今日はバイト休みだから商店街に出かけるとはしゃいでたはずだけど……」

 ちなみに薫というのは、華奈と同じく郁也とは親友兼クラスメートである男子で、今はどうやらバイトをサボっている様子。

『あ……あの馬鹿……何がバイト休みなの……。思いっきり入れてるじゃん……」

「携帯には電話したのか?」

『したけど、出ない』

「……あいつなりの危険察知の本能が働いてるのかな」

『知らないよ……はぁ、今日はただでさえお客さん多いの――』

 と、その言葉が出た瞬間。

 郁也の指は速攻で携帯の通話終了ボタンを叩いていた。さらにそのまま電源を切る。

 あれは勘というか、もう分かっていることであって。

 あのような会話が出ると、電話の相手の少女は間違い無く遠回しに手伝いを求めてくるのだ。

 だがその手伝いは基本的には給料にはならない――つまりはタダ働き扱いなので、やってもいいことはあまり無い。

 故のその行動なのだが、最近はこれが無意識に出来るようになってきたから末恐ろしい。

「……」

 再び草の上に寝転がり、空を見上げながら考えること十秒。

 いきなり何を思ったのか、また郁也はその場に起き上がって、立ち上がった。

「食材買いに行くついでに、薫でもとっ捕まえておくか……」

 実を言えば、ここにいるのも本当にやることが無いためだ。

 だが澄川郁也という人間は、退屈には基本的に耐えられないのである。

 

 

 

Chapter1 異質な出会い

 

 

 

 ありがとうございましたーっ、という店員の声を背に受け、スーパーから出るよ、またふと空を見上げてみる。

 もうすぐ冬が近いのも理由の一つなのだろう。

 すでに六時にもなっていないというのに空は暗かった。

 さてと、と。呟いて、郁也は家の方向とは正反対に歩を進め始めた。

 もちろんそれは、今度華奈にあった時の八つ当たりを防ぐための保険を作るため。

 ぶっちゃけ、おそらくはまだこの商店街をうろついている薫を捕まえ、華奈への土産を作るためだ。

 ……ちなみに言えば、実はこんなことを一度きりではない。

 何かと面倒くさがりな薫は、郁也や華奈に誘われ同じ店でバイトを始めたまでは良かったのだが、それ以降、時々郁也達の目を盗み、欺き逃げることがしばしがあった。

 華奈が郁也へ先程の様な電話をするのにはそう言った理由もあるのだが、如何せん薫がサボるたびにこちらへ電話を掛けてこられては困るし、何よりそのままでは薫のクビが掛かっている。

 だから郁也も郁也で、薫を捕まえるという対抗策を思いついたわけだ。

「損な役割だ……」

 自分で考えたことにも関わらず、つまらなさそうにそう呟くと、郁也は少しばかり歩調を速めた。

 急がないと夕食を作る時間が遅くなってしまう。

 ため息を、もう一度吐いた。

 

 そして、結論から言えばサボり魔こと早上薫(はやがみかおる)はすぐに捕まった。

 喫茶店で優雅にコーヒーを飲んでいたところを後ろからひっ捕まえたのだ。

 こちらの姿を見ると同時、それがどういう理由かはすぐに察知したらしく逃亡に転したのだが、こちらの不意打ちだったのだ。逃げ切れるはずも無く、すぐにお縄についた。

「くそー……今日は逃げ切れると思ったんだけどなぁ……」

「……俺は、お前のその無尽蔵の自身を生み出しているのが何なのかを知りたい。それとそのサボり癖をいい加減直せこの馬鹿」

「馬鹿ってなんだよ……。てかそもそも、今日のバイトは華奈が無理矢理入れたんだよ……」

「逆らえなかったお前が全体的に悪いからな? てか、惚れた奴の言葉を何でも聞き入れるからそうなるんだ」

「うるせぇ。いいだろうが」

「……そんなのだから、お前はいつになっても華奈の尻に敷かれるんだろうが」

「はははっ! 華奈の尻に敷かれるのなら本望だ!」

「お前、馬鹿な奴な」

 華奈に惚れるのはいいのだが、だとすれば少しは努力とか、必要なものもあるとは思う。

 というか、サボるたびに華奈の好感度が下がっているのにこいつは気付いているのだろうか。

 ……いやまぁ、気が付いていればサボるなどという馬鹿なことはしないのだろうけど。

「まぁ……とりあえず今の台詞に対する返答が来たらしい。よかったな、薫」

「……へ?」

 薫が郁也を見る。そして、その郁也が見ていた方向を見た。

「郁也、ナイス。そのままその馬鹿を離さないように」

「……華奈?」

 言うまでも無い。

 そこには、にこりといい笑顔を浮かべる華奈がバイト先の喫茶店の制服のまま立っていた。

 ……いや、既にこちらへとにじり寄り始めていた。

 きっと、郁也が喫茶店と行ったのを聞いてここまで来たのだろう。

「薫、何度も言うけどね……」

 今の今まで郁也に引きずられていた薫の視線に合わせるよう、華奈が屈む。

「……スカートの中見えるぞ」

「あー、いいのいいの。で、薫、何度も言うけどね――」

 よくはないだろう、と突っ込む前に、華奈のいい笑顔はいい怒顔へと変わっていた。

「給料貰っといてバイトサボるなこの馬鹿っ!」

 そして、いつの間に握られたのやら華奈の拳が薫の鳩尾を的確に抉った。

 

 

 

「いやー、ごめんね、郁也。手伝ってもらって」

「別にいいけどな……でも、店は手伝わないからな?」

 ずるずると。

「分かってる分かってる。薫にその分働かせるから大丈夫」

 ずるずると薫を引きずりながら、二人は喫茶店へと帰還した。

 中にいた誰もがその様子にギョッとしたが、それがその三人だと知ればすぐに納得顔に頷く。

 あぁ、またか、と。

「二人とも。すまないな、わざわざ探してきてもらって」

 カウンターの奥から体格のいい店長が姿を現す

「いえいえこれぐらい。ある程度はワンパターンなんで、ぶっちゃけ接客よりも楽っすよ」

 笑顔でそう華奈が返し、引きずっていた――気絶したまま――の薫をその店長へと引き渡す。

 そして、はっはっは、と高笑いをしながら店長は店の奥へと消えた。

 きっと薫の目が覚めれば、何故か制服を着てカウンターに立っていることだろう。

「あー、華奈。ついでに注文を頼む」

 近くの席に腰掛けながら、カウンターの方向を見ていた華奈にそう言う。

「あ、え? 郁也、家で食べるんじゃないの? というかそれ……」

 そう指差すのは郁也の持つ買い物のビニール袋だが――

「どうせ今から作っても完成するのが遅すぎるって。それに生物は入ってないし、大丈夫だ」

「ふーん……まぁ、郁也がそう言うならいいけど……。で、注文は何になさいますか?」

 一応は、と言った感じに営業用スマイルを浮かべる。

「千円以内で、そっちで選んでおいてくれ。どれでも食べれるし」

「了解。……あぁ、かしこまりました」

「……いちいち言葉変えなくていいのに」

「そう言うわけにもいかないんだって。こないだなんか、間違えて普通のお客さんに私語使っちゃったし……」

「……それは、ただ単にお前の注意不足なんじゃないか?」

 というか、その光景が容易に想像できてしまうのは何でだろうか。

「うるさいなぁ。千円ピッタリまで搾り取ってやろうかコノヤロウ」

「やめろ。てか客に対してその口調は失礼だろう」

「矛盾してるし……」

「あぁほら、いいから。俺は腹減ったんだ」

「分かった分かった……。すいませーん、オーダー入りましたー」

 ため息を吐いた後、注文表を持ったまま厨房へと消えていった。

 ……しかし、千円ぴったりと言うと、一体どんな料理が来たのだろうか……

 ちょっと想像してみる。

 

「……うわ……」

 二百五十円(税込み)のジュースが四本一斉に運ばれてきた……

 

「……ぐは……」

 次は百五十円(税込み)のスープ五皿に二百五十円(税込み)のジュースが一本……

 

 ――……ちくしょう、あいつは俺に何がしたいんだっ

 そして自分の妄想にキレていた。

「何やってんだ、お前は。新手の一人漫才か?」

「……背後から、気絶していたはずの馬鹿が忍び寄ってきていた」

「……喧嘩売ってんのか? お前は」

「いや気のせいだ。……てか、薫。お前復活早いな」

 既に先程までの気絶していた薫はそこにはいなく、立っていたのはしっかりと制服を着こなした立派な店員の薫だ。

「十分間も気絶してれば充分遅いって……。更衣室に運ばれたとこでやっと目が覚めた。で、郁也は飯、ここで食ってくのか?」

「あぁ。どこぞの馬鹿のせいで飯を作る時間が無くなった」

「……酷い馬鹿もいたものだな」

「あぁ、酷い馬鹿だ」

 さらりと言ってのけたら睨まれたが、無視。

 それよりもさっさと職務に戻れと手振りで伝えると、やはりこちらを睨んでいたが、それ以上にカウンターの奥からの華奈の睨みを受けて渋々動き出し他の席へと注文を受けにいった。

 ……しかし。

「暇だな……」

 丘でもそうだったが、郁也は基本的に退屈に絶えられる人間ではない。

 そりゃあ、全く知らない店とかそういう所では別――そもそも、一人とかでは行かないので退屈では無い――だが、ここのようによく知って、しかも知り合いがいる店で一人じっとしているとなると……

「……退屈だ」

 こうなる。

 その辺りは性格なので自分ではどうにも出来ないことを知りながらも、結局はため息を一つ吐いて郁也は立ち上がった。

 向かう先は、カウンター――その奥、本来、従業員以外は立ち入り禁止の場所だ。

「華奈、やっぱ手伝う。暇だ」

「あ、やっぱり? そろそろ言いに来る頃だと思ってた」

 こちらも、言われると思っていた。

 苦笑を返せば、準備のいいことに料理の乗ったトレイを手渡された。

「四番テーブルね」

「了解」

 自分で手伝わないと言っておきながらも、結局はこういうことになるんだ。

 ――本当どうにかしてくれ、この性格

 そう心の中で呟きながらも、郁也の顔は苦笑だった。

 

 

 

 喫茶店が出ながら、今度は私服へと着替えた華奈が微笑む。

「ありがと、郁也。助かったよ」

「今度埋め合わせはするからな」

「どうせ暇だったんだ。気にするな」

 というか、しっかりと華奈達が終わる時間まで手伝っていた自分も、なかなかな暇人だ。

 ……いや、今更だが。

 

「それじゃ、今日はこれで解散かな」

 少しだけ雑談をした後、華奈がそう切り出す。

「だな。また明日――は、日曜だから、全員バイト入ってるよな?」

 言いかけ、何故か不安になったのか。苦笑しながら薫がそう問えば、二人も苦笑を浮かべて頷いた。

「私は休みの日は毎日入れてるよ」

「俺も日曜は毎日入ってるって」

「そか。んじゃ、また明日だな」

「だな。また明日」

「じゃあね、二人とも」

 三人、同時に手を振り、それぞれが違う方向へと歩き始めた。

 親友=ご近所、とかいう設定は都合よく存在はしないのだ。

 というか、そもそも郁也の家はこの街の一番端っこに存在している。

 あの丘を境に隣町があるわけなのだが、郁也の家はその丘に一番近い位置に建っているのだ。

 だから、そのおかげで登校には普通に歩けば五十分以上も掛かるために郁也にはいい迷惑。

 故に自転車なんかは郁也にとって必須アイテムだった。

 本当、あの両親も迷惑な環境に家を建ててくれたものだと思う。

 あの登校にしても買い物にしても不便極まりない場所などに家を建てて、一体両親は何がしたかったのだろうか。

「……はぁ」

 少し考えてみたが、どうにもそれらしい理由が浮かばなかったので諦めた。

 代わりにため息を吐いて、暗くなった帰路を急ごうと前を見――

 

 ズン、と。横っ腹に衝撃が走った。

 

「……え――?」

 その衝撃に、郁也の体は容赦無く吹き飛ばされた。

 何十キロとある郁也の体が、軽々と。

 そして今度は地面に落ちた衝撃が体中に伝わり、一転。二転。三転してやっと止まる。

「あ……な……?」

 それは一体どれぐらいの衝撃だったのだろう。

 肋骨――いや、肺が傷ついたのか、呼吸が上手く出来ない。体が言うことを利かなかった。

 自分のがどういう状況にあるのかを理解できたのは、たっぷり五秒経ってからだった。

 何故か自分は何かに攻撃を受けたこと。

 その攻撃のせいで、すでに体の自由は利かなくなっていること。

 そして――

 

 その何かが、自分に向け再び攻撃を(、、、、、、、、、、)しようとしているのが見えたこと(、、、、、、、、、、、、、、、)

 

 何が起きた?

 何が自分をこんな目に遭わせた?

 何が自分を、また攻撃しようとしている?

 何故、何のために?

 

 答えが出るはずもなかった。

 痛みは遅れて郁也の体に襲い掛かり、呻き声を上げることすら叶わず郁也は体を丸める。

 だがそんな郁也に、何かからの無情なまでの一撃が再び繰り出された。

 ゴキンッと嫌な音が響き渡る。

「――っ!」

 そしてまた遅れて痛みが走る。

 その位置は――右足。

 骨を砕かれた激痛が足から全身へと回り、無意識に体が痙攣する。

 ――……ヤバ……い

 痛みに削られる意識の中、辛うじて考えられたのはそれだけだった。

 助けも対処も考えることなく、ただ今の状況に自分の命の危機を感じてそう考えていた。

 そしてその考えを肯定するかの如く何かの腕――触手に近いものが振り上げられた。

 だがそれが振り下ろされるのと――

 

「させませんっ!」

 

 小さな影がその間に割り込んでくるのは、ほぼ同時だった。

 だがその影が何で、一体何が起きたのかを確認する前に、郁也の意識は、完全に混沌へと沈んだ。

 

 

 

 闇が広がっていく。

 何もない、漆黒の闇が。

 そしてその中を一人、郁也は歩いていた。

 ただ、どこにも行き先など無く。

「……どこだ、ここ」

 ついさっきまでは確か、家への帰路を歩いていたはずだ。

 いつの間にこんな所へ来てしまったのだろう。

 というかそもそもこの場所は何なのだろうか。

「えっと……?」

 何も思い出せない。

 家への帰路を歩いていて――それでえっと、どうなったんだっけ?

 もしかして、自分は事故にでも遭ってしまったのだろうか。

 だとすればここは、噂に聞く死者の世界というものなのだろうか。

「……殺風景なところだな」

 呟きながら一歩、歩を進めてみる。

 が、どうやら地面は広がっているらしい。

 やはり同じく漆黒の地面に足がついた。

 そして今度は歩き始めてみる。

 しかし……だ。

 足音は響く。それなのに、一向に進む様子が無い。

 周りが全く同じ景色だからとか、そんな理由ではなく、本当に進んでいなかった。

 一歩進めば体はそれだけ進む。

 だが次の瞬間には、全く元の場所へ戻ってきてしまっているのだ。

 走ってみる。上下左右、ついでに斜めにも動いてみる。だが、結果は変わらない。

「どうなってんだ……ここは」

 普通の空間ではないことは分かる。

 それは分かるのだが、それ以外は何も、全く分からなかった。

 まさか本当に、ここは死者の世界とか、そんな洒落にならない場所なのだろうか。

 だとすれば――

「冗談じゃ無いぞ……」

 そうだ。何も知らずに死んでは割に合わない。これでも日ごろの行いはいい方だと思う。

 だから、死んでたまるか。

「起きろよ。俺」

 もし即死とかそんな最悪な状況に陥っているのだとすればそれは無理だ。

 だが、今はきっと違う。

 少なくとも目は覚める状況にある。

 そう何故か確信し、自分に言い聞かせる。

「こんな所で死ぬな、この馬鹿野郎がっ」

 ダンッ! と地面を踏みつけた。

 何も変わらない。

「いい加減、目を覚ませっ!」

 もう一度、強く踏みつける。

 この空間がなんなのかなんて、問題は無い。

 所詮は実在しないであろう空間。

 ならば、本来実在する郁也の力で壊すことなんか、簡単なはずだ。

 つまりは意志の力。こんな空間を無意識のうちに頭の中で作り上げてしまった自分が、自分でこの空間を壊そうとする意思の力だけで十分のはずなのだ。

 

 ぴしり、と。

 不意に空間に亀裂が走る。

 

 もう一度、強く踏みつける。

 

 亀裂が広がる。

 

 もう一度。

 

 今度は小さな穴があいた。

 

 そして、もう一度。

 

 今度は、亀裂が断裂となって空間を裂いた。

 

 そして次の瞬間。

 郁也の目に映ったのは、見慣れたような星空と――

 

「あ……あの……大丈夫ですか……?」

 

 全く見慣れない、一人の少女の顔。

 

 

 

  あとがき


 皆さんどうも、昴 遼です。

 RAGNAROKリメイクバージョン、連載開始です。

 もともとは陣部様のリクエストであったこの作品ですが、私自身が満足できないというか出来の悪さに悪夢を見かねないので書き直したものです(ナニ

 ですので、例えば一人称が三人称になったりと、所々原作とは違う部分がありますがお許しを……

 しかし一応は読める様な作品に仕上げるつもりですので、皆さんどうか温かく見守ってください。

 まぁ挫折すればその時は……冷ややかな視線でも何でも来てください(ぇ




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